新型コロナウイルス(COVID-19)の流行と定期健診
最近、クリニックあてに「歯科健診のお知らせが来ないのですが、現在は健診は行っていないのでしょうか。」というお電話をいただきます。
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行を受け、当院では3月以降の定期健診を見合わせており、希望する患者様へのお知らせも行っておりませんでした。
これは今般メディアで取り上げられましたように、歯科治療が医学的に感染のリスクを多く含むことから、歯科治療にいらした患者様が、院内で感染の危機にさらされることのないようにという考えからでした。
元来、歯科では治療器具の滅菌や消毒を徹底することが基本ではありますが、未知のウイルスの感染経路に関してある程度の確立された予防策が必要では。と考えておりました。
現在、歯科治療での感染対策はある程度方針が定まり、国内で歯科治療による感染の報告は無い状態です。 またお口の状態の良好な方はインフルエンザ同様に新型コロナウイルスへの感染リスクが低下すると考えられる事、飲み込みの機能が低下している方に関しては、お口の状態が悪いと誤嚥性肺炎を引き起こすリスクもある事等を鑑み、見合わせておりました定期健診の再開をいたします。
当院では院内の換気、予約の調整により密閉、密集、密接な環境を作らない様務めております。また、従来からの器具滅菌・消毒に加え、患者様の健康状態の確認、検温、処置前の口腔内の消毒を行い、感染の防止を徹底しております。
受付にて体調等について問診を受けることがあると思いますが、ご協力賜りますよう、お願い申し上げます。
院長 宗正憲和
2020年5月11日 (月)
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